【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく
───数分後。
説明を受け風のごとき速さで状況を理解した海松は、これまた風のごとき速さで露李に服を着せた。
そして今に至るというわけであるが、
「はあ…ロリ露李様、可愛いですわ」
とろけるような笑顔で露李を膝に乗せていた。
もとが内気な性格ゆえに、いつも表情の変化がそこまで無い彼女の溺愛ぶりに水無月を除いた一同が戦いた。
「だろう?そうだろう?貴様、思ったよりも話が分かるではないか」
「ええ、この煌めく御髪に可愛らしいお顔…いつもはお美しいですが今は可愛らしさが勝っていて本当にもう」
海松が子供の頃に着ていたという着物を身にまとい、兄と見知らぬ美少女に愛でられているという状況の露李は、彼女自身も状況を把握しきれていないのか、きょとんとしている。
「にいさま、この方は……」
「ああ、えーと。うん。何だっけ?」
適当が過ぎる水無月に守護者たちががくっと首を落とす。
「守護者さま、どうかしましたか?」
「結でいーよ。じゃなくて!こいつは海松。露李と同い年で、身の周りの世話が仕事。困ったことがあったら今みたいに海松に頼め」
「は、はい。でも良いんでしょうか」
「良いんだよー、露李。君のことを怒るやつなんて誰一人いないから」
寝ても覚めても甘々な水無月に冷めた視線が送られる。