アタシはイレモノ
ファミレス
あたしと栞理は近くのファミレスで昼食を食べていた。
沢山の人がいる場所ではできない話だから、会話の内容はもっぱら昨日のテレビの話題ばかりだった。
でも、あたしの思考回路はどうしても亜耶に告白をして失踪してしまった人たちへと向かう。
丸尾先輩も林先輩も、そして増田という人も、自分から疾走する理由は持っていなかった。
そもそも、好きな女の子に告白する決意をするくらいだから、そんなに病んでいたとは思えない。
なら、やっぱり亜耶のバックに暴力団がついているという噂が信憑性を帯びてくる。
でも……ただ1つ、わからない事があった。
告白を受けた後の亜耶の態度だ。
学校内で告白されても何事もなかったように戻ってきていたのに、丸尾先輩の時は違った。
あの疲れ切ったうつろな目。
それに林先輩の時だってそう。
そして2人とも失踪している。
どう考えてみても、それらはどこかでつながっているように感じられた。
沢山の人がいる場所ではできない話だから、会話の内容はもっぱら昨日のテレビの話題ばかりだった。
でも、あたしの思考回路はどうしても亜耶に告白をして失踪してしまった人たちへと向かう。
丸尾先輩も林先輩も、そして増田という人も、自分から疾走する理由は持っていなかった。
そもそも、好きな女の子に告白する決意をするくらいだから、そんなに病んでいたとは思えない。
なら、やっぱり亜耶のバックに暴力団がついているという噂が信憑性を帯びてくる。
でも……ただ1つ、わからない事があった。
告白を受けた後の亜耶の態度だ。
学校内で告白されても何事もなかったように戻ってきていたのに、丸尾先輩の時は違った。
あの疲れ切ったうつろな目。
それに林先輩の時だってそう。
そして2人とも失踪している。
どう考えてみても、それらはどこかでつながっているように感じられた。