青い蝶


「しかし、本当にどう探すのですか?」


前を歩いてたまだらさんに振り返って聞かれた。
さっきから闇雲に歩いているが、そんなんでは見つかるはずもない

「えっと・・・ 実は夢で見た事のなので本当かは・・・」

バカらしいもんな…こんな話。
少々、口ごもる。


「大丈夫、教えてください」


あっさり、信じられたことに少し動揺した


「あっ はい。」


美里は夢で見たことを細かく説明した
思い出させれる光景…

―――なんで、アンタもいるの?

―――その怪我はどうしたの?

―――傍に居た銀狐は何?

聞きたいことはいっぱいある。

だから―――…



「なるほど・・・」

まだらはしばらく考え込んでいた


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