私はアイツが大っ嫌い!
「あなたね、どこまで私を追い詰めれば気がすむの!?」






二人残る教室。






「ごめんね?」






「私は…っ…」






自然と涙が出た。





「…」







「要がいなくなったら…私…」







「…」






「ひとりになっちゃうよ…」






そう…私はいつだってひとりだった。






私の大好きな両親は2年前事故に遭った。






中3の冬、受験勉強に励んでいた私は旅行を断った。






なので両親はその旅行にふたりで行った。






それは温泉旅行でバスの観光付きの二泊三日。






その2日目に両親は亡くなった。






後は予想がつくと思うけど、バスが事故にあってしまったから。






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