黄昏を往く君は
4


 一時間ほどで碧が帰ってきた。
 手に重たげなデイ・パックを下げている。
 碧は私と目も合わせないまま、言葉少なに、手際よく私の包帯を取り、身体を拭き、また包帯を巻いた。
 私は碧が寄越した携帯食料を食べた。
 食欲はなかったが、栄養を補給しておかないと、回復しない。
 それから、私は少し眠り、夢を見た。



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