ツバサをなくした天使 〈あた魔女シリーズ〉



 かつて天使と呼ばれ、大空を自由に飛び回っていた少女。

 彼女は、たくさんのキズを負い、大切な人を、ツバサを失った。

 けれど、彼女の本当のツバサは失われなかったんだ。

 いくら奪われても、また再生する。

 そのたびに、白さと輝きを増して。

 目に見えなくても、彼女の背には大きな“ショウ”という名のツバサが生えている。


──END




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