最強ヤンキーとおてんば美少女
「姫歌ちゃんが大人っぽかったから、年上に見えたんだよ」



「初めて言われた…」



「さっき、隊員さんに歳答えた時びっくりしたよ」



「私もびっくりした…あ、そうだ!奏くん、これ…」



「これ…!」



「さっき言ってたお母さんの形見のやつだよね…?救急車に乗る前、川の中でキラキラ光るものがあったからなんだろう?って思ってみたらペンダントだったからさっきの男の子のかなと思ってとっておいたの」



「ありがとう…!姫歌ちゃん…!」



「いえいえ。じゃあ、私帰るね」



「うん。またどこかで会えるといいね」



「そうだね」



「……にも伝えとくね」



「ありがとう!じゃあ、またいつか!」



「うん!!」
















ピピピーー



「ん…」



さっきの夢、私が中学1年生の時の…



それにしてもなんで今さらあんな夢…



おかげで早く起きちゃった…



あ、私は中島姫歌(なかじま ひめか)!



今日から新しい町で新しい生活がはじまるの



ちなみに高校2年生!



小さい頃にお父さんが亡くなったの



お父さんが亡くなってからお母さんは男の人を家に連れてくるようになった



その人に暴力を振るわれていた私にお父さんのお母さん…おばあちゃんが引き取ってくれた

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