最強ヤンキーとおてんば美少女
て、ていうか…2人ともかっこよすぎ!!



ヤンキーってもっとこう…つり目とかのイメージがあるけどこの2人は全く別



こげ茶の髪色をした人は



パッチリ二重に大きな瞳



見た目だけで180㎝はある背



黒髪の人は



切れ長の目にメガネをかけている



そして、2人とも髪をワックスで弄ばせていた



それは、明らかにモテるであろうそんなルックスだった



ヤンキーでもこんなかっこいい人がいるんだ…



「お前か転校生は」



思わず見惚れていると茶髪の人にそう言われた



「あ、はい。そうです」



「名前は?」



「中島姫歌です」



「え?」



名前を聞かれて答えると黒髪の男の子が驚いた顔をした



「姫歌ちゃん…?」



「そうですけど?」



いきなり名前にちゃん付けされた私の眉にシワが寄る



「俺のこと覚えてない?」



「は?」



こんなイケメンに出会ってたら忘れるはずがないでしょ!!



「やっぱり覚えてないよな〜」



「すみません…」



「いいのいいの。昔の事だから」



「おい、奏。なんの話だ?」



え…?今この人なんて言った…?



「かな…でくん…?」



「あ、思い出した?あの時のこと」



「ほ、本当に奏くんなの?」

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