最悪な初恋



放課後、大学近くのカフェで三人で話し合った。

麻衣子は今日もバイトだ。


「こんなもんで大丈夫なの?しかも二つ目は何?なんで豊と一緒じゃなきゃダメなの?」

「不満なのか!?」

「そうじゃないけど、わざわざ付き合ってるアピールしなくても…。」

「それが大事なんだよ。いつも一緒にいればストーカーも優衣に手が出せない。いざとなったら豊が守るし。それにラブラブだと豊を麻衣子の恋愛対象から普通外すだろ。」

「「なるほど。」」

「じゃあ三つ目は?お前がただ麻衣子ちゃんと一緒にいたいだけだろ!?」

「違う。俺がいつも一緒ならストーカーが嫉妬して何か動くかもしれないだろ?」

「「確かに。」」




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