零姫
・・・・・。
なんでこんなくらい空気になるのかな?

「余計なことかもしんねえけど、さ。俺、零亜の友達になるぜ?頼りたい時には頼ってくれよ。あ、でも周りに人がいる時はこんな俺じゃねえから。」

......そんな一方的に言われても困るんだけど。
でも、このまま拒否してても付き纏われそうだ。

「わかりました。」

「じゃあ、これからは敬語なしで、鈴音って呼んでくれ。」

「...鈴音君。もしも、友達が必要ないって判断したら友達は終わりですよ?」

「まあ、しかたないか。」

そして、私に向って笑いかけ、

「ぜってえ友達は大切だってわからせてやる。覚悟してろよ?」

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