目覚めぬ君に口づけを



けれど、事実を変えることはできなくて。




意識の戻らない彼に対して、私はただひたすら彼の眠っている病室に通いつめた。


そして彼に寄り添って、近況報告をする。



そういう、ちっぽけな事くらいしか、
今の私には出来なかった。




「ねぇ、友哉。
もうあれから、2年が経ったんだよ」



そう、もう2年が経ったんだ。

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