EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ

「ふー…。やっと解放された」

「お疲れ様です、ルカくん」

ゲッソリしているルカに声をかけていると、カロンにポンと肩を叩かれる。

「なあ、俺ら飲みに行くけど、あんたどうする?」

血のボトルが置かれたテーブルを指差され、小鳥は戸惑った。


(あんまり近寄りたくないな…)


すると、小鳥の内心がわかったのか、ルカが留まらせるように手を握ってきた。

「俺、飲まないから。一緒にここにいよう?」

「はい…!」

こうしてカロンと静理とオーレリアンは立食用スペースへ。

小鳥とルカは壁際に残った。

「立ちっぱなしで疲れない?椅子、持ってこようか?」

「平気ですよ。ルカくんこそ、お疲れなんじゃ…」

「ああ…うん。参るよなぁ。カロンに巻き込まれて俺まで…。俺、一般人なのに」

ルカの「一般人」発言に小鳥はクスリと笑った。

他の兄弟と同じで華があるルカは、自分で思っている程「一般人」ではないだろう。


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