EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ
「カロン、よく知ってるね。僕は覚えてないよ。自分の身長なんて」
「……あんたってさ、絶対自分の誕生日とか覚えてねぇだろ」
そんなやり取りをしていたらオーレリアンが彼らの横を通り過ぎた。
「ハッ、バカばっか」
彼はいつものイライラした調子で忠告した。
「お前らさ、行くなら早くしなよ。今日の一限目は静理だから、遅刻したら立たされるよ」
末っ子に怒られてハッとなる。
「そうだ、ヤベー。静理の授業だった」
「え?静理さんて、先生なんですか?」
「そ。歴史教師」
意外な職業に驚きつつ、歩き出すカロンを追いかける。
未だ離れない白魔を引きずるように小鳥も居間から出た。