イケメン弁護士の求愛宣言!
知的な雰囲気を醸し出す真斗さんには、分かりづらいかもしれないけど、勇一は本当にチャラかった。

就職をしてからは、さすがに見た目こそ変わったけど、性格は社交的が度を超えて誰でも受け入れるタイプ。

それが、大学生の頃は『友達の多い楽しい人』と思っていたけれど、遠距離になって初めて分かった、彼の欠点。

言い寄ってくる女性に、簡単に落ちた勇一は、電話で私に別れ話をしてきたとき、浮気の理由をこう言ったのだった。

『だって、由依子がいないのが寂しかったから。他に好きだって言ってくれる子が側にできたから、その子と付き合いたい』

と。

結局、彼にとっての私の存在は軽いもので、遠距離になった途端に終わるだけのものだったというわけ。

そんな勇一と重なる雰囲気を持った今日のコンパ相手に、完全に萎縮してしまっていた気がする。

だから、うっかり『頭数合わせ』と口を滑らせたのだし、結果的には幹事である夏帆の顔にも泥を塗ったかもしれない。

それを今さら分かって反省しても遅くて、自己嫌悪でいっぱいだった。

すると、真斗さんは小さく頷いたあと、こう言った。

「オレから言わせてもらえば、元カレはもったいないことをしたと思う」

「もったいない?」

私のどこがそうなんだろうと不思議に思うと、真斗さんは微笑みながら続けたのだった。

「だって由依子ちゃんて、かわいい上にいい子じゃないか」
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