イケメン弁護士の求愛宣言!
嫌みのかけらもない口調で、来島先生はそう言った。

先生からの私への気持ちは胸にしまって、こんな風に話を振られたときは、素直に応えることに決めていた。

きっと余計な気遣いは、先生には嬉しくもないだろうから。

「そうなんですよ。実は、真斗さんから合鍵をもらっちゃって……」

自然と顔が緩みそうになるのを、必死で抑える。

すると、先生は驚いたように目を見開いた。

「もうそんなに話が進んでたのか。だけど、どおりで納得だよ」

ゆっくりと裁判所の長い廊下を歩きながら、先生は小さくため息のような息を吐いた。

「どおりでって、なにかあったんですか?」

含みのある言い方に、怪訝な顔を向けた。

そんな私に、来島先生は呆れた顔を向ける。

「今夜は、同期会をする予定なんだけど断わられたから。由依子ちゃんが帰ってくるんじゃ、仕方ないか」
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