イケメン弁護士の求愛宣言!
ときめく同棲生活
「ん……。眩しい……」

目を閉じていても、光が差し込んでいるのが分かる。

カーテンを閉め忘れてたかなと思いながら、ぼんやりする頭で考えていると、ハッと我に返った。

「そうよ! ここは、真斗さんのマンションだったんだわ……」

反射的に隣に目を向けると、気持ちよさそうに真斗さんが眠っている。

「真斗さんって、眠るとタレ目な感じになるのよね」

普段と違う無防備な寝姿に、クスッと笑ってしまった。

それにしても、真斗さんって寝ていてもキレイな顔……。

つい見とれていると彼の目が開き、私は慌てて聞かれてもいないのに弁解をしてしまった。

「見てたわけじゃないのよ。私も今目が覚めたばかりで……」

すると、真斗さんはまだ少し眠たそうに、口角をあげて微笑んだ。

「それって、オレを見てたって言ってるようなもんじゃん」

「う……、そうかな……」

不自然な言い訳も、真斗さんにはお見通しみたい。

どこかバツ悪い私は、そのまま起きようとした。

けれど……。

「ちょっと待って由依子。忘れてるよ」

真斗さんに腕を引っ張られた私は、そのまま彼に抱きしめられて、そしてキスをされた……。
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