イケメン弁護士の求愛宣言!
自分でも目が泳いでいるのが分かるけど、とにかく恥ずかしくて口を開けられなかった。

すると、真斗さんのため息混じりの諦めに似た声がした。

「ダメかぁ。由依子と、こういうことするのが夢だったんだけどな」

そう言われて、ハッと来島先生の言葉を思い出す。

真斗さんの結婚願望って、こういう端々に出ているのか……。

それとも、それとは関係ないのか。

分からないけど、肩を落としてガッカリしている真斗さんを見ていると、恥ずかしがっている自分の方が、悪いことをしている気がしてくる。

「ご、ごめんね真斗さん。食べさせて……?」

そんな風に考えたら、ここは素直に応じようと思い、恥ずかしさを隠しながら口を開けた。

すると、真斗さんは一瞬意外そうに目を見開き、そして笑顔を戻した。

「ありがとう、由依子。こんなに緊張してるのに、オレのことを気遣ってくれるんだ?」

真斗さんはそう言いながら、なぜか食器を持ってイスを隣に移動させてくる。

てっきり食べさせてくれると思っていた私は口を閉じていて、代わりに頭の中は『?』マークでいっぱいになった。

そしてそんな私に、真斗さんは優しく言った。

「本当は、隣同士で食べたかったんだ。ほら、今度こそあーんして」
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