イケメン弁護士の求愛宣言!
そう、先生は手ぶらで帰る気配なんてない。

さらに、少し息切れもしていて、追いかけてきたようにも見える。

「ああ。ほら、昼間の話。真斗に言おうかと思ってさ」

「えっ⁉︎ 昼間の話って……」

同期会の話⁉︎

まさか本気だったとは思わず、うろたえる私を真斗さんは怪訝な顔で見た。

「昼間の話ってなに?」

「えっと……。あの……」

あきらかに不快そうな真斗さんを前にますます動揺していると、来島先生がサラッと言ってのけた。

「同期会だよ。どうして由依子ちゃんが行くのに反対なんだ? みんな会いたがってたし、連れ来てあげればいいだろ?」

「えっ? いや、どうしてって言われても……」

真斗さんらしくない歯切れの悪い返事に、来島先生はたたみかけるように続ける。

「来週、また集まろうって話があるんだ。美織は来ないから、由依子ちゃんを連れてこいよ。その方が、彼女にもいい勉強になる」

来島先生はそれだけ言うと、「分かったな?」と念押しをして事務所へ走っていった。
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