イケメン弁護士の求愛宣言!
「は、はい」

反射的に振り向くと、真斗さんがデスクの上の資料を指差している。

そういえば昨日、資料作成をするって言ってたっけ。

裁判資料は、事務員の私レベルではまるまる作成はできないけど、指示のある箇所を作ることくらいはできる。

さらに、それに必要な『資料作成用の資料』を用意したり。

来島先生は、真斗さんならひとりでもできると言っていたけど、だからって本当になにもしないわけにはいかない。

真斗さんのデスクへ駆け寄ると、彼は口角を上げて笑顔を向けた。

「手伝ってくれる? これ、今週中には完成させて、クライアントに送らないといけなくてさ」

「あ、はい。もちろんです。なにか、用意するものありますか?」

真斗さんからテキパキと指示をされ、それらを用意すると、彼の隣にイスを並べる。

ふたりで並んで、さらに本だの資料だのを並べても不都合がないくらい、先生たちのデスクは広い。
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