恋が都合よく落ちてるわけない
実加が調べた成果を披露する。
腕組みして、なぜかプリントアウトした紙を持っている。

「須田 仁志 30才 会計士
大学卒業後、うちの会社に入社。


その後、会計士になり会計事務所に入り、うちの会社を退社。


現在は、監査部に所属。

大学時代は、ラグビーの選手」



「それでか…」
追い付かれて、捕まったのは。
直線距離では、分か悪いかも…


「なに?」



「会計士か…
単なる筋肉ばかじゃないんだ」



「ちょっと、千鶴、あんたが、
須田さんを見下せる要素なんて
無いじゃん」



「なによ、実加だって、
不審者呼ばわりしてたくせに」



「だって、
あんな男前だって知らなかったもん」
実加はああいう体を鍛えてる、アスリートタイプが好きだ。


「あれが男前なんて、目がどうかしてる」



「千鶴の好みって、
昔から片寄ってるからねえ」



「そんなことない」


「長身、メガネ、インテリタイプ、
これまで付き合ったの、
みんな同じタイプじゃないの」


「そんなはずない…なくもないか…」
岡崎さんタイプだ。




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