歪な愛のカタチ
隆ちゃんを見つけた時は雨も降っていて、隆ちゃんも私もびしょびしょだった。


そんな身体の隆ちゃんを抱きしめた。


ひんやりするけど、微かに温かい。

私は泣きながら言った。


「私がいるから…だから大丈夫」って。


制服を乾かす為に人生で初めてラブホテルに入った。


隆ちゃんだから嫌じゃなかった。

隆ちゃんは男の人が好きだから何もしてこないとかそういうのじゃなくて、ただ本能的に私は隆ちゃんと一緒にいたいと思った。



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