wolfeye
寛太から電話がかかってきた

「今から会えない?くるみと一緒の孤児院だった女が入院してる場所

慎一郎から聞いたんだけど一緒にお見舞いに行く?」と聞かれ

「関係ないなら別にいいんだけどそれよりくるみに会いたい」と甘えてくる寛太

「寛太私も会いたいしそのこと仲良かったからもしよければ一緒にお見舞いに行ってほしいんだけど?」

とお願いすると

「いいよ、せっかくだから飯食わない?慎一郎に俺が今日は1日くるみを貸し切るっていうから」

「嬉しい、じゃあ何時に待ち合わせする?」

「えっと14時から面会ってできるのかな?その時間ぐらいに家を出るか?

あんまり病院遠くないらしいぞ」と言われ

「じゃあ14時にね」と約束すると

「後でな」と電話を切った。

小春のやつまだ死んでなかったの?かなたと二人であの世に行けばよかったのに

「まあいいわ、病院の場所がわかれば相場の両親に連絡すれば」

私は少しベッドに横になる

もう少ししたら準備しよう

いつの間にか私は寛太を好きになっていたもう蓮と結婚したいとは思わない

「養子縁組解消してもらおうかな?

もう私ができることは全部したから」

私は重い身体を起こして用意を始めた



< 51 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop