wolfeye
「ええ、だったらなんだっていうのよ?」

小春はいつもそう、可愛くないしブスなのにいつも誰かに愛されている

私のほうがきれいで頭もいいしスタイルもいいのに

なぜかあの子ばかり

連があの子に高価なピアスを渡してるときに思ったの?絶対に不幸になればいいのよって

だから、背中に火傷したことも刺されたこともあの子が悪いのよと叫ぶと

連が私の前につかつかと来てこういった

「お前は確かに見た目は綺麗かもしれないが心はどす黒い醜い女だ小春はお前にあんなことされてても

今日お見舞いに来てくれたと喜んでたよ火傷も刺されたことも全部知ったうえでな

俺は1回だけ待ってやったお前に反省するチャンスを・・・

だけどお前は自分の事だけ考えたもうチャンスはない

あとお前にいいことを教えてやろう

「おい、かなた」

「えっ」

「はーいくるみちゃん」

「なんでここに寛太がいるの?」

「知らなかったの?俺たち3人はお友達それにくるみちゃんとは情報聞き出すだけのお付き合いだったんだよ」

「でもわたしのことたいせつにしてくれて・・・」

「それはじょうほうをききだすだけのためだよ」

「頭悪いなくるみちゃんは」

「じゃあ私の事好きだって言ったのも嘘?」

「ちがうよ、女の子はみんな好きだよでも特別は俺にはない」

「それに今日で君とはお別れだからこのバラの花束をあげるね」

「さようならくるみちゃん」

「いやー」

「叫んでも駄目だよここはやくざの家の地下室誰も助けには来ない」

「もう少し気持ちの優しい子だったらよかったのにな、しかも同じ孤児院のかなたまで殺してくれちゃって

俺ねあいつの事目にかけてたんだよそれをあっさり殺しちゃうんだから本当に恐ろしい女だよね」

「まあもう少ししたらかなたの所に行けるからね」

じゃあ2人とも行こうか?

「私たちはどうなるの?」

「蓮、助けて私だけでも助けて」

「おい連父さんを助けてくれ」

「嫌よ寛太助けて~」

あとはよろしく

俺たちは地下を出て行く

ドアが閉まる時「ギャー」という叫び声が聞こえてきた
< 58 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop