~Still~
「……それは……僕のためですか?」

「…帰国するまでお世話になるし……」

颯太はクスクスと笑った。

「なに!」

エレナは、颯太の意味深な笑いに胸がザワザワし、キッと彼を見つめた。

「何だか少しずつ僕達の距離、縮まってきましたよね」

「……」

うんっ、そうだねっ♪

とか、私は言えるタイプじゃないんだから、そんな質問しないでよ。

「さあ」

エレナが赤くなりがら横を向くと、颯太は彼女を覗き込んで言った。

「どうしよう、興奮してきました」
< 118 / 351 >

この作品をシェア

pagetop