~Still~
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「対談ですか?」

颯太は僅かに眉をあげ、販売促進部の今岡と、営業1部のサブマネージャーを見つめた。

「急なことで申し訳ありませんが、この度の日本酒フェアは、神谷酒造様と、雅酒造様をツートップとして展開させていただいておりまして、雅酒造の雅丈一郎社長にもお越しいただいております」

颯太は今岡から視線を外すと、控え室の白い壁を見つめた。

……雅酒造の、雅丈一郎……。

颯太は、雅丈一郎の顔を思い出しながら考えた。

雅酒造は、都内の老舗蔵元だ。

日本酒造組合の役員を務めていて……。

そう言えば確か、書家としても大変有名で、自社の酒のラベルの銘柄名は、必ず雅丈一郎本人が筆を執ると聞いている。
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