恋のデザインは色鮮やかに。
「俺、兄貴に担当やりたいって言ったら、篤人には中年オヤジがお似合いだ、散れって言われた。

マジで傷付いた…。
あれ、言葉の暴力だろ。
さすがは兄貴だ」


心を傷めているのに篤人は、少し嬉しそう。
訳がわかんない。


ナルちゃんの代わりの担当か…。
青山から代わりの人材を送ると言われたが、レイは拒否したらしいし、新しく代わりを見つけるのは難しい。


そもそも、あんな状態のレイの担当に誰かに入ってもらうのは危険すぎる。


仕方ないか…。


「レイと話してくる」


「気を付けてください。
マジで殴られるかもしんないんで」


篤人の忠告を胸に、レイの仕事部屋へ入った。
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