きっと君を探すから〜kiyoto〜



「どうした?」

そう聞いても、暫く鈴は黙り込み涙を流し続けるから


清人も段々と不安になってくる。


ただ、泣いてる鈴を見ているだけなんてやるせ無い気持ちと

どうしていいのか分からない戸惑いでただ、鈴の頭を撫でたり、その手を繋いでみたりしていると

ようやく、鈴が涙を拭いながら清人を見つめた。

その瞳があまりにも悲しみを帯びていて、ただ事ではないと清人もようやく察したのだ。



「きよちゃん、あのね…



私…




明日にはこの町を出るの」



鈴が何を言ってるのか理解できなくて、清人はきょとんと、鈴の顔を見つめた。



この町を出る…?




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