私は何度でも空に願う。

__カンッ…カンッ











「……哀しい空。」



少女はフェンスの前に立ち、

足をぶらつかせながら


体重を前に預け、空を見上げ呟いた。











__ポツ…











「…!」




あーあー、
降ってきちゃった……







傘なんて持ってきてない、
風邪をひいても



風邪をこじらせて肺炎になったとしても
私にとっては嬉しいだけだから___
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