俺たちの妹・2

「とりあえずみぃが目が覚めるまではここにいるから、お前ら一度学校に戻ってこい。まだ講義残ってるんだろ?
俺はここでしっかりみぃを見ておくから」

「………………分かりました。みぃの事をお願いします。司さん」



葵は素直に俺の言葉を受け入れた。

「もちろん、任せて。葵と楓くんは勉強頑張っておいで」

「失礼しました」

2人は病室を出て行った。




それにしてもみぃは………


無茶し過ぎだ…………



コンコンコン


「司さん、みぃの具合どうですか?」

日向がやって来た。

「我慢のし過ぎ。 ストレスで嘔吐繰り返したみい。日向、心当たりある?」

「新しい友達ができたって言ってたのは2週間前ですけど、それ以降は特に……
でも、日に日に食が細くなってました。
それもサインだったのかな……」

みぃは言わないからな……

「日向のおかげで、今日まで少なくてもご飯食べてたんだから気にするなよ?」

「………………もっとみぃに頼ってもらえる存在になりたいです」

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