俺たちの妹・2
「それを言うなら俺にも頼って欲しいよ……今回は誰にも言ってないんだろうな」
2人でベットに横たわるみぃに視線を向ける………
みぃには辛い思いはして欲しくない。
何があったのか詳しく分からない俺たちは、みぃが目覚めるまで待つしかなかった。
「つ、くん?」
少し経つと、みぃが目を覚ました。
「みぃ、目が覚めた?ここは病院だよ。
大学のカフェで戻しちゃったみたいだけど、覚えてる?」
「………………うん」
浮かない表情のみぃ。
「何があったの?」
遠回しに聞くと答えてくれないから、率直に聞いてみた。
「………………何も、ないよ」
「………………俺に嘘はダメだよ」
「誰にも言わない?」
「……約束する」
俺の言葉を聞いて、みぃはポツリと呟いた。
『ほんとは元気なのに、体が弱いフリをしている』と言いふらすと言われたらしい。