俺たちの妹・2
「ごちそうさまでした」


そう聞こえたのは、暫くしてから。


みぃを見ると、スープは完食。

サラダももうひと息のところまで食べれていた。

「頑張ったね」

そう言ってにっこり微笑むと、

「も……むり」

と、満腹感を満載だった。


「大分食べれる様になったね」

俺の言葉を聞いて、悠斗は驚いていた。


「最初は半分食べれたらいい方だったよ。点滴にも頼ってたし……」

「よくここまで回復したね」


ほんとあの事件以来大変だった。

「でも、体力つけないと学校通えないでしょ?それを言ったら少しずつ頑張る様になったんだ。やっぱりみぃにとって学校はいい場所なんだね」


「嫌な場所にならなくて良かったよ」

そう言って、みぃを見る悠斗。


「やっぱり私にとっては、憧れの場所だから……」

にっこり笑うみぃは儚さを含んでいた。


「そっか……じゃぁ、頑張ったからまた通える様になったんだね。良かったね」

「うん」
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