俺たちの妹・2
でも、葵と桜も付き合ってないけど、呼び捨てだし、本人達が納得してたらいいのかな……

「ねぇ、夏休み、みんなで遊ばないっ⁇」

華ちゃんからの突然のお誘い。

「いいじゃん、いいじゃん。葵とか楓とか誘ってさ」

悠斗くんも乗り気みたい。


でも……

すぐには返事が出来ない私。

「……………あのね」

私の言葉に、視線を私に向けてくれる二人。

「私、あまり夏休みにお友達と遊んだ事がなくて……」

私の言葉に華ちゃんは目を大きくした。

「……遊ばないって言うより遊べないの方が正しいかな……」

私の言葉に二人はバツが悪そうな顔をした。

「そんな顔しないで?私も夏休み楽しんでみたいし。だから、予定は立てて?
でも……行けるかは体調次第なところがあるの……もちろん、私が行かないからって、予定を中止にしたりはしないでね。それでもいい?」

「「………もちろん」」

ふふ、息ピッタリ。

「じゃぁ、俺、葵と楓に声掛けてみる。みぃちゃんも桜ちゃんに声かけてみたら?」

悠斗くんの提案に驚いた。

こうやって……

友達の輪が広がるんだ……

「うん、聞いてみるね」

「私もお友達誘ってみてもいい?」

「うん」

こうやって計画を立てるって楽しいんだね。

華ちゃんと悠斗くんに楽しい体験をさせてもらった。
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