俺たちの妹・2
夏の思い出作り

美晴side…

葵の負担になっていないかずっと不安で、話してる最中に取り乱したりもしたけど、葵から聞けた言葉はとても嬉しいものだった。

だから私も素直に自分の気持ちを伝えられた。


やっぱり葵じゃなきゃダメだな……

と改めて感じた瞬間だった。



残りのテストも何とか無事に終わって、明日からいよいよ夏休み。

葵も夏休みは長期で余裕があるらしく、一緒に遊びたいねって話が出ている。

私の体調次第で変わっちゃうけど……

せっかくだし、私もお出掛けしたいな。



「みぃちゃんっ‼︎ おはよ〜」

あれ以来仲良くなった華ちゃんが声を掛けてくれた。

「華ちゃん、おはよ」

「明日から夏休みだねっっ‼︎‼︎ 楽しみ〜‼︎いっぱい遊びたいね〜」

華ちゃんは今日も元気。

「ふふ。そうだね」

私は夏休みってあまりいい思い出ないから、何をして遊ぶのか、あまり分からない……

「夏といえば〜やっぱり海だよね〜。
それにそれに、プールに、花火にお祭りに……あぁ考えただけでワクワクしちゃう」

「嬉しそうだね華ちゃん」

「そりゃ、こんな長い夏休み、楽しまなきゃ損でしょ」

華ちゃんの笑顔はキラキラしていた。

「華、みぃちゃんおはよ」

悠斗くんもやって来た。

「あ、悠斗おはよ〜」

「悠斗くん、おはよ」

華ちゃんはにっこり笑う。

どうしてか、華ちゃんは悠斗くんの事を悠斗と呼ぶようになっている。

でも、付き合ってはないんだって……
< 274 / 612 >

この作品をシェア

pagetop