俺たちの妹・2
「よし、早速水着見に行こう」

そう言って、連れられてきた場所は水着コーナー。

水着の量に驚いた。

「こんなにあるの?」

「そうだよ〜。みぃはどんなのがいいかな〜」

桜はさっさと水着を選び始めてる。

どれがいいんだろ………


私も水着を見てみるけど……


今まで着る機会がなかったから、イマイチ分からないな〜……



「みぃ、これは?」

そう言って持ってきたのは、黒のホルダーネックの水着。

でも………

「桜、みんなビキニ着るの?」

「当たり前でしょ。色気を見せつけなきゃ」

なんて言ってるけど、私に色気なんてないよ……

痩せてるし……

やっぱり水着着るの止めよう……


「桜………私やっぱり」

「みぃ?止めないよね?」

桜の目が怖い……


「………はい」

思わず返事しちゃったし………

「みぃは、色白だし細いのに胸はちゃんとあるし色気十分あるの。だから今回はみんなで着てみよう?
でも、みぃは日焼けするの良くないだろうし、プールには入らないから、上からこれを着ておくといいよ」

そう言って手渡されたのはロングタイプのラッシュガードだった。

羽織ってみると裾のあたりがフリフリでミニワンピみたいになって可愛い……

「可愛い……」

「ふふ。みぃは何着ても似合うね」

「そんなことないよっ」

「みぃはいつも謙虚だな〜」

そう言って頭を撫でらた。

ほんとの事なのに……

「さ、じゃぁ、水着はこれで決まりね。服も見に行く?」

「うん」

そうして、水着と服を買って今回のお買い物は終わった。


お出かけ……準備すると更に楽しみになってきた。

< 308 / 612 >

この作品をシェア

pagetop