俺たちの妹・2

司side…

桜も無事に風邪から復活して、いつもの生活リズムに戻った。




今回は側に居てくれた日向に感謝しなきゃな。

そんな事を思っていると、病院の廊下を歩いている日向を見つけた。

「日向、おはよ。今回はありがとな」

「司さん、おはようこざいます。いえいえ、お互い様ですから。でも桜には診察嫌がられましたけどね」


日向の診察も無理だったのかな……

「ごめんな。あまり病院や診察が好きじゃないみたいでさ……」

「大丈夫ですよ。司さんの診察受けてるって聞いてたから、無理には言わなかったですし、体辛い時に嫌な事する方が可哀想ですしね」

ほんと日向の言葉は胸に染みる……


「ほんとありがとな」

「また困った時はいつでも声掛けてくだ
さい」


日向はそう言って、去っていった。

俺も、あの兄妹の力になれるように頑張らなきゃな。



俺はこの日いつもより更に気合を入れて仕事に取り組んだ。
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