俺たちの妹・2
「これからも作っていけばいいよ」

「そうだね」

「俺とのお出掛けも沢山しような?」

「うん、もちろん」

桜は嬉しそうに答えてくれた。





それからはひまわり迷路を二人で楽しんだ。


途中で迷ったりもしたが、ひまわりに囲まれながらの迷路は楽しかった。



最後に二人でひまわり畑をバックに写真も撮った。




写真は、遠出のデートをした時には撮るようにしている。

桜との思い出は大切にしたいしね。


桜との可愛い笑顔での思い出がまた増えた。

仕事も大切だけど、桜と二人きりの時間はやっぱり大切にしなきゃな……




「司……」

「ん?」

「連れてきてくれてありがとう。私、司と一緒に居れて幸せだよ」

そう言いながら俺の手をギュッと握る桜。

「俺も桜と一緒に過ごす時間は好きだよ。これからも一緒に過ごそうな」

「うん」


にっこり笑う桜の唇に思わずにキスを落とした。


「っっ‼︎‼︎司」

顔を真っ赤にさせて慌てる桜。

そんな所も可愛いけど。

「ん?」

「こんな公の場で……恥ずかしいじゃんっっ」


「可愛かったからつい……」

「…………もぅ」

慌てながらも照れる桜。


元気を貰えるひまわりに囲まれながら、俺たちは少し甘いひとときを過ごした。
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