俺たちの妹・2
「だからね、卒業したら、うちの会社の仕事をお家で手伝えないかなって……かな兄のお手伝いなら、家でも出来る事少しはあるんじゃないかなって思って。まだ、かな兄にも誰にも確認してないし、分かんないんだけどね」


これが、みぃの中で出た答え……



家の中で負担なくできる仕事か……


ある意味一番ベストな選択なのかも知れない……

自分の両親の会社だから、それなりに融通効くだろうし……


今のみぃに出来る事は少ないかも知れないけれど、時間と経験を重ねればそれなりの事は出来るのかも知れない……



「卒業までは学生生活頑張るつもりでいたんだけどね」

「今すぐに辞めるって訳じゃないよ」

「うん、でも可能性はあるんだよね……」


まぁ、それを見越して今話してるからね……


「とりあえず、3月までは様子見るよ」

「残り半年か……」

「それでまだ大丈夫そうなら、延ばしてもいいし……それで卒業まで持てばそれはそれでいいから。
でも何よりみぃの体調が優先だからね」

「分かった。頭には入れておくね」

「最初から卒業までって言ってあげたいんだけど、ごめんな……」

「つーくん、謝らないで。私の身体が弱いだけだから。こんな身体なのに、大学まで通えたんだから、これ以上は望んだらバチが当たるよ」


みぃからは聞きたくない言葉だった。
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