俺たちの妹・2
思いやり

日向side…

容態が落ち着かない患者がいて、2、3日泊まり込んだ。


その間、美晴の体調は把握出来ないから、心配だったんだけど、新が生まれてから、何となく元気になってる気がしてて、数日なら大丈夫じゃないかと油断した。


その油断を突いてくるのが美晴の体調だ
ったんだ……






「ただいま〜」

数日振りに家に帰ると、兄貴と彩さんは少し困った感じだった。

「あ、日向くんお疲れ様」

「日向、おかえり」

彩さんは俺を見た瞬間ホッとした表情を見せた。

「美晴は?」

さっきから見当たらない美晴。


「怠いんだって。音も良くないよ」


兄貴は苦笑していた。


「マジか〜。最近の美晴の様子からちょっと油断してたな……」


「みぃ自身も知らないうちに無理してたのかもな……」

「発作は?」

「それは大丈夫。音が悪いのが心配だけど……」

「兄貴も診てくれたんだね。ありがとう」


「いや、もっと前から診ておけば良かったな……ごめん」

兄貴は悔しそうな顔をしていた。

「兄貴が謝ることないよ。兄貴には兄貴の仕事があるんだし。誰も悪くないよ」


兄貴が思い詰めるのは間違ってる。

勿論彩さんも。



< 459 / 612 >

この作品をシェア

pagetop