俺たちの妹・2
「二人ともそんな顔してたら、美晴が気にするからいつもの笑顔でお願いしますね」

俺の言葉にハッとした二人は顔を見合わせて苦笑した。

「そうだな。みぃを心配させちゃダメだな」

「みぃちゃんには新と遊んでもらって、また笑顔になってもらえるようにしなくちゃね」

兄貴も彩さんも美晴の笑顔の為にいつもの感じに戻ってくれた。


「ちょっと美晴見てくる」

そう言って、美晴の部屋へ急いだ。



そっとドアを開けると、ベッドで眠る美晴がいた。

少し呼吸が荒い気もする……

おでこに手を当てると、熱はないみたいだった。

手で温めた聴診器をそっと滑らせる。


……やっぱり音が良くないな。

俺は常備してある点滴を美晴の腕に刺した。

これで少し落ち着いてくれるといいんだけどな……

美晴は俺が色々している間一度も目を覚まさなかった。


疲れも溜まってるのかも知れない。

もうすぐ学校も始まるのに大丈夫かな……
< 460 / 612 >

この作品をシェア

pagetop