俺たちの妹・2
また目を覚ますと、真っ白い天井が目の前に広がった……

「部屋……じゃない」


ガラッ


「みぃ。目覚めた?日向が運んできたんだよ。熱、結構上がってるよ…」

白衣姿のつーくんを見て、病院だと実感した。

つーくんは、私に体温計を挟んで、診察を始めた。

体がだるくて動けない私は、つーくんにされるがまま……

結局彩さんと顔を合わせれなかったな……

パパとママ、彩さんの事、気に入ってくれたかな……


そんな事を思っている私は、つーくんが難しい顔をしているのが読み取れなかった。
< 51 / 612 >

この作品をシェア

pagetop