冷蔵庫サイドストーリー
凄い!

凄すぎる!!


小猿だなんて言って……いや、正確には言ってないが、心の中でそう呼んで悪かった。


そんな風に軽い懺悔の気持ちまで浮かび、僕は初めて見る超能力者のすぐ横に腰掛けた。


「何が見える?」


僕が興奮気味に尋ねると、きょとんとした顔をされる。


「見える?」


何の話?とでも言うように、超能力者シグマは上目使いで僕を見た。


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