青恋
「光、おはよ」
海人が、声をかけてきた
「海人、おはよ」
俺は答えた
「いやー、葵ちゃん、めっちゃ可愛いやんな。俺、惚れてもうたわ」
海人は、そう言ってきた
「そうかよ。デレデレしやがって」
俺は、怒ったようにそう答えた
「光、朝から機嫌悪いやん。なんかあったんか?」
海人は、心配そうに聞いてきた
「別になんもないで。はよ、学校行くで」
俺はそう答えると、自転車を走らせた
教室で、葵が、挨拶をしてきた
「光君、海人君、おはよ」
「葵ちゃん、おはよ」
海斗は、明るくそう答えた
「おはよ」
俺はそれだけいうと、時分の席についた
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