瞬間

「え?」

「今日で、お別れだ。」

全ての音が消えた瞬間だった。

イミガワカラナイ。


「えっと…ちょっとよくわかんない。」

「ごめん。」

「ごめんじゃ、わからないよ?」

「ごめん…。」

「わかんない。理由は?私たち、今日普通だったよね!?」

「普通だったよ。今も普通に、まいかを好きだ。」

「え、じゃ、なんで?!」

「戻ろう。出会った頃に。」

「意味…わかんないよ…」

涙がこぼれる。息が出来なくなる。

「俺…」

………………………。

私を好きだという冬馬は、明日には居なくなる。

冬馬は明日から、海外にいく。

もう二度と日本には帰ってこない。

大事な事は何もかも隠していた。
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