あかねいろ Thousand Leaves! 完全版
カウンターしかないような狭い店に、オジサン達が並んで座っていた。

一斉に、こっちを見る。


「どうぞ!」

とオバサンが声を掛けてくれた。


座って、おしぼりで手を拭いた。

「生一つ」

さっそくリョウさんが注文する。


「私は、ウーロン茶で」

「はいよっ」


オジサン達は、急に興味をなくしたようにテレビに目を向けた。
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