貴方へ
出会い
〜中3の春〜

私は生きている意味、人生、自分とはなにかがわからなくなっていた。
校舎の廊下を歩いて教室にはいる。上から大量の水が降ってきた。制服はビショビショで髪もペタッとボリュームがなくなった。
教室の真ん中で美香、由紀、真子が私を見て笑っている。他の人も小さい声で私を笑う。私には声が叫び声のように聞こえてくる。
「あさひちゃん。水遊びなんて駄目でしょ〜!ちゃんと掃除しないとね。」
美香が私を馬鹿にするように言う。
「美香の言うとおりだよ。でもが雑巾ないなぁ。どうしよう。」
由紀も私に話し掛ける。
「じゃあさ…」真子が話始める時嫌な予感がした。
「じゃあさ、舐めて綺麗にしなよ。」
「…えっ…」
私の口からは驚きと怖さが小さな言葉になってでてきた。
「聞こえなかったの?耳悪いね。舐・め・て綺麗にしなよ!」
「それいいね!そうしなよ。美香は大賛成だょ!」
「由紀も賛成!!!」
足が震えてきた。いつのまにかクラスじゅうが賛成コールをしていた。
「賛成!賛成!…」
私は動けずにいた。そうしたら真子が無理矢理私の髪を掴んで地面に顔をつけさせた。
…ビチャ。汚い水溜まりに私の顔面があたる。苦しくて、悔しくて…。でも今の私にはどうすることもできなかった…。
その日、私はその汚い水を舐めて、舐めて…。


私、いじめにあっています


< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop