この俺が幽霊に恋をした!?
「お前の流す涙を見てから、
楽しそうに笑う顔を見てから、
すぐに、拗ねるお前を見てから……
俺は――お前に狂わされた」
「――……真琴?」
萌絵の瞳がゆらりと揺れる。
それは、突然の俺の言葉に戸惑いを隠しきれていないようだった。
「最初は信じたくなかったさ。
けど、お前と過ごしていく中で、
俺はもう自分自身の気持ちに嘘をつきたくないって思った」
小柄な彼女の体を再びそっと抱きしめる。
「よく聞け。俺は、お前が好きだ」
「う、うそだ……」
彼女の声はこころなしか震えている。
「嘘じゃない。俺はふざけ半分でこんなことは言わねぇよ」
萌絵は俺の腕の中でふるふると頭を振った
「なんで、そんなこと言うの……。
そんな言われたら私――離れられない」