先生は救世主




慶助さんと朔也がいなくなった教室には、長い長い沈黙が流れている。

結局その沈黙は、授業の先生が来るまで続いたのだった。


休み時間、昼休み、そして授業中にまで、慶助さんのことについて、質問をされる。


“どっちから告白して付き合ったのか”
“結婚のきっかけはなにか”


とか、そんなこと。

でも、付き合ってなんてないし、結婚したのも成り行き。

そんなこんなで、
……全く答えられない。



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