幼なじみ以上恋人未満【完】
「この雑誌見たんだけど…唯と優斗先輩載ってたよね?」
「う、うんっ…誤解させてごめんね!?付き合ってたとかじゃないから!私がどうしてもこの雑誌に載りたくて無理やりカップルのふりしてもらったの!ただそれだけ!!!」
「本当…?」
「うん、本当!だって私の好きなヒトは渉君だし!!!」
美緒に心配させまいと嘘をついたけど…胸が痛い。
「そっか…うん、そうだよね。ごめんね変な事言って」
美緒は今までと変わらぬ笑顔を見せて、雑誌をバッグにしまった。
危ない…。
お兄ちゃんの言うとおり、ゴタゴタになるところだった。
優斗の事は好きだけど、美緒の事も大好き。
高校でできた初めての友達が美緒だった。
気が合うし、一緒にいると楽しくて。
だから
なんで同じ人を好きになってしまったのか…
私は神様を憎んだ。