ラブレッスン
どこか他にいい場所は、ないかしら?





そんな時、窓の外が真っ白くなったと思えるほどの大きな雷が落ちて






一瞬でフロア内の電気が消えた。




パソコンの画面も真っ黒になる。







『きゃあっ!!』






後ろで耳を押さえてしゃがみ込む沢木さんに続いて






『誰か早くブレーカーあげて来いっ!

予備電源も落ちたっぽいぞ!!』





怒鳴る白岩チーフの声と慌てる同僚達の姿。












少しして、パッと明るくなって、一瞬の停電で済んだと安堵した。






けれど…






パソコンは起動しないまま。





急いで電源を入れてみたけれど、今まで打ち込んでた翻訳データがすべて消えてしまっていた。






うそ…これ今日までに仕上げなくちゃいけなかったのに。






あと少しで終わりそうだったから保存も半分した所で止まっていた。






また残り半分やり直しだわ…。






お昼になんて入る余裕がない。





私は携帯を取り出して結城歩に仕事がたて込んでて約束はキャンセルとメールした。



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