ラブレッスン
答えた私にクスッと笑う。





『本音を言うとね?ご褒美欲しいのは僕の方なんだよ。

遠藤さんとの時間を下さいって言ってるんだけど…ダメかな?

付き合い始めてから忙しくて全然恋人らしく過ごせてないなって。

遠藤さんならきっと元通りにするだろうって今までの仕事ぶりを見てれば確信もある。

二人でいたいから残ってたんだよ?』






言われた言葉に戸惑ってる私を見て部長は1歩近付いて、私を覗き込んできた。





『迷惑だった?』






「いえ。ただやっぱり申し訳なくって…。…相田部長!?」






鞄の持っていない右手で私の頭をグイッと部長の胸元へと引き寄せられる。






『僕は上司である前に君の恋人だよ?

申し訳ないとか思う前にもっと頼ってよ。

さっきの打ち込みだって一言、言ってくれればすぐに手伝ったんだ。

見守るだけで凄く歯痒かった。』







少しだけ掠れた声で、言われた言葉にドキンと音をたてた。






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